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自分には価値があるのか?答えは、「絶対ある。」

Photo by Riccardo Annandale on Unsplash

自分には価値があるんでしょうか?

僕は「ない」と思っていました。

自分の価値を見出せず、「何のために生きているんだろう・・・」と考える日が多々あります。

しかし、このまえ書いた、「他人の評価が気になる原因」についての記事の中で少し触れた通り、「自分の価値」に対する考え方が間違っているのでは?という疑問に行き着いたのです。

前回の記事はこちら:他人の評価が気になる原因は「自信のなさ」

そして、その「自分の価値」の考え方を変えると、「自分には価値がある」と思えることに気がつきました。

そこで今回は、自分の価値にフォーカスを当てたいと思います。

自分には価値があるのか?の結論

ずっと疑っていた「自分には価値があるのか?」という疑問。

このことについて、改めて、整理しながらじっくり考えてみました。

他の人の話を聞いたり、本を読んだり、自分自身と向き合ってみたり。

そんなことを経て出た僕の結論は、タイトルにもデデーンと書いていますが、「絶対ある」です。

そのような答えになった理由を、この下に書いていこうと思います。

 

なぜ自分に価値がないと思う?

まずは、そもそも何で自分には価値がないと思ってしまうのでしょうか?

僕はその原因を見つけることから始めました。

どんな時に自分には価値がないと思ってしまうのか。

そのことについて、昔のつらい記憶も引っ張り出しながら、考えてみることに。

すると、僕の中では次の2つのパターンのときに、自分の価値を疑ってしまうということに気づきました。

人と比べて劣っている

僕の頭にまず思い浮かんだのは、人と比較して自分が下だと思ってしまうとき

そんなときに、僕は自分の価値を見失います。

例えば、スポーツ。

僕は昔、野球をしていたんですが、実は高校の途中で辞めました。

理由は、自分が他の部員より下手クソに感じ、自分が野球部にいる理由を見出せなかったからです。

ミスばかりして、チームの雰囲気を悪くしてしまう自分。

チームの誰よりも、下手クソな自分。

みんなより劣っている自分。

そんな自分は、果たしてこのチームに必要なんだろうか?

そう考えたとき、僕の答えは「ノー」でした。

仕事を始めてからもそう。

自分より仕事のできる人はたくさんいるわけですが、そんな人たちと話すたびに、「この人たちがいるのなら、僕って必要ないんじゃないんかな?」なんて考えてしまうのです。

そのような感じで、僕は人と比べて自分の方が下だと思ってしまったら、自信をなくし、自分の存在価値を疑ってしまいます。

「できない」を見てしまう

2つ目は、何かができなかったり失敗するときに、自分には価値がないように感じます。

例えば、仕事の会議で、思っていることがあるのに怖くて発言できなかったとき。

言うだけなのに、そんなことでさえできないのか・・・?

会議で発言できないなんて、この場にいる意味がない。

そんな風に感じて、自分に失望するのでした。

また、野球をしていたとき、エラーをするたびに「自分はボールを取ることさえできない・・・」と思い、幻滅。

自分はいない方がマシだと考えてばかりでした。

そのように、何かができなかった時や失敗した時に凹むことはまだわかります。

でも、僕の場合、成功した場合でも、「今回はたまたまできただけで、次は失敗するに決まっている・・・」と、ネガティブに考えるのです。

つまり、過去の経験などを振り返り、「できなかった自分」に目を向けてしまうようになっています。

だから、たとえ成功したとしても絶対自分には価値がないものだと思い、自分を信じることができません。

 

これまでの「自分の価値」の定義

「自分には価値がない」と思うパターンのことを考えていたとき、自分が思っている「自分の価値の定義」の正体がなんとなくわかってきました。

それは、自分の価値は周りと自分との比較で決まる、ということ。

もしくは、周りからの評価で決まる

僕はそういう風に認識してこれまで生きてきたようです。

世の中の人にどれだけ役に立てるか、どれだけ貴重な存在でいれるか。

それが自分の価値を決めるものだと、そう信じていました。

これは当然のように思います。

なぜなら、世の中に溢れる物の値段がそうやって決まるから。

商品につく値段は、2つの要素で決まりますよね。

1つは、どれだけ便利で役に立つか

有用性ですね。

その物を使ったら、生活がすごく楽になるような物があれば、欲しい人がいっぱい出てくるし、価値がありますよね。

もう1つは、どれだけ希少性があるか。

世の中に1つしかない物は、それだけで価値が出ます。

他に替えがないわけですから、欲しい人がたくさんいたとしたら、もちろん高い値段で買う人の手に渡りますよね。

このように、世の中の商品は、人の役に立ったり、希少な物に価値(値段)がつきます。

僕は、人の価値も同じように決まると考えていました。

人の役に立てたり、珍しくて貴重な存在になれば価値がある。

逆に、人の役に立てなかったり、何の取り柄もなければ、価値がない。

つまりは、周りと自分を比較して、自分の価値が決まる

そんな風に捉えていたのです。

 

「自分の価値」の3つの新たな考え方

周りとの比較で自分の価値が決定すると考えていた僕ですが、それによって苦しんでいるということもまたわかりました。

そこで、改めて、自分の価値とはなんぞや?ということを考えてみることに。

いろんな人に話を聞いたり、本を読んだりしながら、考えをまとめてみました。

その結果、「自分の価値」を下の3つの考え方で捉え直すべきでは?というところに行きつきました。

この世に存在する全てのものに意味がある

稲盛和夫さんをご存知でしょうか?

京セラを創業され、JALを再建されたりしたすごい方です。

稲盛さんの「人生」という本を読んだんですが、そこにはすごく大事なことが書かれていました。

稲盛さんは、この世に存在する物すべてに意味がある、と考えられています。

そうじゃないと、説明がつかないことばかりだ、とおっしゃっています。

その辺に転がっている石ころでさえ必ず意味があるはず、と言うのです。

僕はこの言葉を見て、すごく勇気付けられました。

つまり、存在しているだけで、すでに何らかの意味があるはずなんだ、ということ。

そう思うと、すごく気持ちが楽になりませんか?

この世に存在しているものは、意味があるから存在しているのです。

存在する必要がなければ、この世にあるはずがない。

僕たち人間も、きっとその一部です。

人の価値はみんな同じ

2つ目の考え方は、人の価値はみんな同じ、というもの。

まず、この世に存在している僕たちは、存在している時点で意味があると。

そしてその価値は、全員同じ重さで、上とか下とかそんなのない、というのがこの考え方なんです。

野球がちょっと上手いからって、人間としての価値が人より上なんでしょうか?

仕事ができないだけで、人としての価値が低くなるんでしょうか?

きっと違いますよね。

「できること」は良いことだけど、それだけのこと。

「価値」自体は何の変化もしないんです。

自分の価値は自分で決める

3つ目の考え方は、自分の価値は自分で決めることができる

僕がずっと思っていた、他人との比較で自分の価値が決まる、ではなく、自分の価値は自分自身で定義していい、というのがこの考え方です。

わかりやすい例を見つけました。

例えば、僕はりんごが好きなんですが、僕の友達はりんごが嫌い。

僕は好きなんで、僕の中ではりんごの価値が高いんですが、友達にとってはそうではない。

その友達は、「りんごなんて価値がないよ!美味しくないし!」と言いますが、そんなことを言われても、僕の中のりんごの価値は変わらないし、りんごは価値があるんです。

つまり、僕は僕でりんごの価値を決めているし、友達は友達で決めているんです。

そう、みんなすでに価値を自分で定義しているんです。

定義していいんです。

たとえ「お前は価値がない!」とある人に言われたとしても、僕自身も「自分には価値がない。」と思う必要はないということです。

周りは関係ない。

自分の価値は自分で決めれる。

これはすごく重要なことのように思います。

 

僕たちがすべきこと

  • この世に存在する全てのものに意味がある
  • みんな価値は同じ
  • 自分の価値は自分で決めていい

そのような考えに至った僕は、これからどのように過ごすべきかということを考えました。

答えはひとつ。

周りを気にせず、比較せず、自分と向き合って過ごすことです。

「これができるようになりたい!」という気持ちがあるなら、できるように取り組む。

できるようになるまで、他の人より時間がかかったとしても、別にいいんです。

周りと比較する必要はないんだから。

成長が遅くたって、自分に価値がないわけではないんだから。

僕は僕。

あなたはあなた。

もう自分の価値を疑う必要はありません。

必ず価値はあるから。

価値はみんな同じだから。

価値は自分で決めていいんだから。

あとは、自分のしたいことに取り組むだけです。

 

まとめ

今回は、「自分の価値」について書きました。

これまで、「自分には価値がないのでは?」と自分のことを疑って苦しかった自分ですが、今回じっくり考えてみることで、かなり気持ちが楽になりました。

僕たちには、変わらない価値が必ずある。

だから、「自分には価値がない」なんて、心配する必要はありません。

そのエネルギーを、自分が楽しいと思うことや、達成したいことに向けましょう。

僕はそのことを意識して、今後生活してみようと思います。

今はかなりポジディブになれています。

でも、時間が経つと、また元に戻ってしまうかもしれません。

なので、今後どうなったのか、また時間を置いて結果をこの記事の中で報告したいと思います。