僕はメンタルが弱い原因の一つに、「自己肯定感の低さ」があると思っています。
自分を前向きに捉えられないというのが、「自己肯定感が低い」という状態ですよね。
メンタルを強くするためには、この「自己肯定感の低さ」を解消することが前進に繋がるはずです。
そこで今回は、まず、自己肯定感が低い原因について考えてみました。
*「メンタルが弱い原因」については、下の記事で書いています。

目次
自己肯定感が低い「要因」と「きっかけ」について
「自己肯定感が低い原因」という言葉は、二通りの意味が考えられます。
自己肯定感の低さを作っている「要因(要素)」と、低くなってしまった「きっかけ」の2つです。
この記事では、それぞれについて書いていこうと思います。
自己肯定感が低い「要因(要素)」

まずは、今の自己肯定感の低さを形作っている要因(要素)について。
僕は大きく2つの要因があると考えています。
- 自分の存在意義がわからない
- 自分を信じることができない
1.自分の存在意義がわからない
1つ目は、「自分の存在意義がわからない」ということです。
なんで自分がこの世に存在していて、毎日生きているのか、その理由がわからないという状態ですね。
僕はこの気持ちがとても強くあり、悩み続けてきました。
「自分には特別な能力が何もない・・・」
「できないことが多い・・・」
「自分の良いところがわからない・・・」
そんな気持ちがあったのです。
では、なぜこうなってしまうかというと、それは「他人との比較」が原因だと思っています。
「自分には特別な能力がない」と思うのは、自分以外に素晴らしい能力を持っている人がいるのを知っているからです。
例えば、僕は小さいころから野球をしていました。
今思うと、自分の野球スキルは上手くもなく、下手でもなく、「普通」だったと思います。
でも、周りを見ると、すごく活躍している友達がたくさんいて、その子たちを見るたびに、
「自分って才能ないなぁ・・・」と感じていました。
他の人と比較していたんですよね。
「自分の良いところがわからない」というのも同じです。
知り合いの中に、本当に心の底から優しい人がいます。
その人と話すたびに、「自分にはこんな優しさがないなぁ・・・」という気持ちに支配され、「自分の良さって何なんだろう・・・」と考えてしまうのです。
あと、自分のしたいことがわからず、ただ何となく日々を過ごしてしまっていると感じる時にも、自分の存在意義が見い出せなくなります。
僕はサラリーマンとして8年働いた経験があります。
もちろん、その8年間の中には、嬉しいことや楽しいこともありました。
ただ、心の底からやりたいことか?と問われると、首を縦に振ることができなかったのです。
毎日たくさんの仕事をこなすことに必死で、その忙しさに疲れ、一体何のために働いているのか、何のために今という時間を過ごしているのかを見失っていました。
毎日を過ごす意味、生きている意味がわからなかったのです。
これが、「自分の存在意義がわからない」ということですよね。
そうなってしまうと、当然、自分を肯定する気持ちなんて持てなくなりますから、
自分の存在意義がわからないということが、「自己肯定感の低さ」の一因であると言えます。
2.自分を信じることができない
2つ目の要素は、「自分を信じることができない」ということ。
自分を信頼できなければ、当然ながら自己肯定感は低くなります。
なぜ自分を信じることができないということになるのでしょうか?
それは、心の中にある「自分はこうあるべきだ」という姿があって、それと今の自分が一致していない、ということではないかと思っています。
その「こうあるべき姿」というのが、そんなにハードルが高くないものだと、余計に自分を信じることができなくなります。
例えば、「人に優しくありたい」と思っていたとすると、それは一見、そんなに難しいことではないように思うし、当然、「そうであるべきこと」のように思いますよね。
そんな「そうあって然るべき状態」にさえ自分はなれていないと感じてしまうと、自信がなくなり、自分を信じることができなくなってしまいます。
自分との約束を守れなかったときも、自分を信頼できなくなります。
例えば、「毎日筋トレする!」と決めたのに、それが続かなかった場合。
別に誰かから「やれ!」と言われたわけでもなく、自分自身で決めたことに対して裏切ってしまうと、自分への信頼度が下がりますよね。
つまり、「自分を信じられない」というのは、他人との比較ではなく、自分の中の話だと言えると思います。
自己肯定感が低くなってしまった「きっかけ」

次は、自己肯定感が低くなってしまったきっかけについて考えたいと思います。
が、僕は正直、きっかけを考える意味を模索することにそこまで大きな意味を見出していません。
というのも、過去は変えることができないからです。
「きっかけ」を知ってしまうと、「あんなことがあったせいで、今こうなっているんだ!」と、その出来事に固執したり、それを言い訳にしてしまう可能性があります。
僕は、その状態というのは、良くないと思っています。
なぜなら、「これからどうするか」ということに目を向けないと、改善はないと思うから。
ですが、「なぜこうなってしまったのか」ということは気になる部分ではあると思いますので、触れておきますね。
「自己肯定感が低くなってしまったきっかけ」として良く言われるのは、下のようなことです。
- 褒められる経験が少なかった
- 親にレールを敷かれて生きてきた
- 過保護に育てられた
- 型にハマった考え方をするように教育された
- 親に期待されていなかった
どうでしょうか?
思い当たることはありましたでしょうか?
僕はいくつかありました。
でも、上で言ったように、だからと言って過去を変えることはできません。
「褒められる経験が少なかったから、今の自分の自己肯定感が下がってしまったんだ!」と叫んでいても解決しないと僕は思います。
もちろん、これから自分が子供を教育する上でこれらのことを踏まえる、という意味では活かせると思いますよ。
ですが、こと自分のことで考えた場合、こういうきっかけに固執してしまうのは良くないと個人的には思っているのです。
まとめ
というわけで、自己肯定感が低い「原因」と「きっかけ」について書いてみました。
今回は原因について整理することができたので、次は、「自己肯定感を高めるためにできること」にフォーカスして、考えをまとめたいと思っています。
今回の記事が、人生を良くする上で少しでも参考になれば嬉しいです。
